ベトナムに於けるVoIPを適用したルーラル通信実験 (平成14年度アジア広域圏衛星通信システム実証実験)
当財団は、(財)海外通信・放送コンサルティング協力(JTEC)が総務省から 受注した平成14年度アジア広域圏衛星通信システムに関する調査研究に関し、
VoIPの通信実験に必要なコンサルティング業務(役務提供)をJTECから受託 しました。
この通信実験は、アジア地域において、数多く存在する無電話地区の解消を 効率的に図るため、総務省が平成14年度にIP電話、無線ルータを加入者回線部分
にとり入れたアジア広域圏衛星通信(アジア・フロンティア・サット)システム*1 (「以下AFSシステム)の運用評価及びユーザ評価試験をベトナム北部の無電話
集落で実施したものです。当財団は、ベトナム北部のリモートVSAT局が設置された ミンクアン村郵便局及びそこから約3km離れた公共施設(公民館と高校)に設置
するVoIP関連機器と高速無線ルータ装置、IP電話機、ユーザ PCで構成されるVoIP アクセスラインのシステム設計、現地据付工事、評価試験に関わるコンサルティング
業務を実施しました。なお、当財団は、平成12年度〜平成14年度まで本実証実験 に関わるコンサルティング業務を担当しました。
(*1) AFSシステム
AFSシステムは、総務省が途上国のルーラル地域、無電話集落で普及が可能な 「設置・利用が安価で」、「操作・管理が簡便で」、「自立した運用が可能な」
新たな衛星通信システムの開発を目的として調達されたモデルシステムです。
平成12年度には、基本衛星システム*2がベトナム社会主義共和国に搬入・設置され、 第1フェーズの実証実験が実施されました。平成13年度には第2フェーズとして、
更に「共同利用型複合ターミナルシステム」を追加し、公衆電話、ファクシミリ、 インターネット等の通信実証試験が実施されました。平成14年度は、この
第1フェーズ、第2フェーズでの実証実験結果を踏まえ、これまで地理的な制約条件で 容易に加入者線や高速インターネット回線を設置することができなかった試験ユーザを
対象として、デジタル・デバイドの解消を目的としたIP電話やブロードバンド無線 LANの評価試験が実施されました。
(*2)基本衛星システムの構成
基本システムは衛星通信ハブ局装置と2組のVSAT(Very Small Aperture Terminal) リモート局装置で構成され、VSAT局には衛星通信装置のほかPHS(Personal
Handy-phone System) -WLL(Wireless Local Loop)用の基地局装置、無線アナログ・ アクセス加入者装置などが含まれています。ハブ局はハノイ(Ha
Noi)市にある VTI(Vietnam Telecom International)の地球局(Telecom Center No.1)内に、VSAT局は
ヴィェトナム北部のTuyen Quang省内のNa Hang県Thuong Lam村及びChien Hoa県 Minh Quang村に設置されています。
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Tuyen Quang省内のNa Hang県の
VSAT局へのアクセスロード
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PC端末のユーザ試験風景
(Minh Quang公民館)
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Minh Quang VSAT局
(Minh Quang郵便局)
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