KECは1974年、国際電気通信に関する調査、研究、情報の収集・提供および、その技術利用に関する協力やコンサルティング等を行なうことにより国際通信の発展と社会、経済、文化の進展に寄与し、社会に貢献することを目的に設立されました。
その後、我が国の政府開発援助(ODA)を中心に、開発途上国における通信基盤整備・拡充のためのコンサルティング事業、技術移転・人材育成に係わる専門家派遣ならびに開発途上国からの研修員受け入れを中心とする研修事業等の幅広い活動を展開し、コンサルティング実施対象国は延べ50ヶ国余、研修員受け入れ対象国は延べ140ヶ国余にのぼります。
今日、情報通信の分野では、ブロードバンド通信やモバイル通信の普及・拡大とともにインターネットなどのデジタル通信技術の高度化により、固定通信と移動通信の融合、通信と放送の融合など、ユビキタス社会の実現に向けて劇的に進化を遂げ続けています。KECは、この最新の情報通信関連の技術、ビジネス、サービスなどに関する書籍の出版、セミナーなどの情報提供サービスを行い、その普及に努めています。
一方、開発途上国においてはこの急速な情報通信の進化に追従できず、その恩恵を享受できない格差(ディジタル・デバイド)が顕著となってきております。世界の人々が分け隔てなく安全で、豊かで、潤いのある生活を安心して享受するためには、このディジタル・デバイドを解消し持続的経済発展に貢献する活動が、今後、益々重要なものとなっていくでありましょう。
世界中のあらゆる地域の人々がライフラインとしての通信サービスはもとより、今後さらに高度化が進む情報通信サービスの恩恵を等しく受けることができるよう、社会貢献活動を継続・拡大することがKECに課せられた役割のひとつであると考えております。これまでに培った豊富な経験を活かし、この使命の達成に向け最大限に努力していきたいと念願しております。